こんにちは エステティックサロン シュクレオーナーのkanakoです😊
今日は、アトピー性皮膚炎の解説をしていきます。
「アトピー」という語源は、ギリシャ語で「特定されていない」からきています。
私の小さい頃は、そんな言葉聞いたことなかったのですが、今から30年ほど前、長男を出産して「なんかこの子、肌がカサカサする」
と検診の時、保健師さんに相談しました。
「これ、アトピーですね」
「え〜!アトピー?」それって何?って感じでした。
で、今から解説していきます。
アトピー性皮膚炎には定義があります。
簡単にいうと
『掻痒(かゆみ)のある湿疹。治るのは難しく、治りはしないけど症状が軽減、落ち着く状態になりますが、ある時、また悪化したりを繰り返す慢性の疾患。』
ということになります。
痒いから、また掻く。そうすることによって皮膚は、分厚くなり色素沈着を起こしてしまいます。
では、アトピー性皮膚炎の原因はなんでしょうか?
説は3つあります。
①アレルギー説 ②バリア機能低下説 ③ストレス説
今日は、説の中で有力なバリア機能低下説について注目していきます。
皮膚のバリア機能は、角質細胞間脂質・天然保湿因子(NMF)・皮脂膜の3つが重要となっています。
角質は、何枚も重なっていて、その何枚もの角質を糊でくっ付けています。
その糊を角質細胞間脂質と言います。
主要成分は、セラミドというもの。
よく、化粧品のコマーシャルで聞きますよね。
そのセラミドが少なくなってきて、角質がパラパラと剥がれ、隙間ができ、アレルゲン(抗原)が侵入しやすくなっています。
アレルゲン(抗原)には様々なものがあり、病原微生物、紫外線、化学物質、花粉、ほこりなどです。
天然保湿因子(NMF)というのは、角質細胞の中にあって、水分をしっかり掴んで逃がさないという働きがあります。
また、アトピー性皮膚炎の人は、乾燥が大敵です。
皮脂膜は、皮膚の表面にある汗と脂が混ざって皮膚を覆っているものです。
皮脂膜もバリア機能を担っています。
アトピー性皮膚炎の人は、一般の人より、セラミドが少ないです。
なぜ少なくなるのかは、はっきり解っていません。
乾燥肌(ドライスキン)、敏感肌の人はアトピー性皮膚炎になりやすいので、そうならないように、ケアが必要です。
酷い症状ならば、当然お医者様の治療が必要です。
しかし、日頃のスキンケアは、大切です。
常に皮膚を清潔にしましょう。
時間が経てば、汗、薬も刺激物です。
優しく泡でなでるように洗ってください。
熱すぎるお湯は、かゆみが増すので37〜38°の温度で入りましょう。
入浴後は、すぐ保湿をしましょう。
髪の毛は、肌に当たらないように短くします。
装飾品(ネックレスなど)は、避けます。
衣服は、柔らかい木綿が良いです。
室内は、室温低めにし、掃除、換気をしっかりします。
紫外線は、刺激になりますので当たらないようにします。
洗剤は、界面活性剤が少ないものにし、すすぎを十分に行い、柔軟剤や漂白剤は使用しないようにします。
アルコールは避けた方が良いでしょう。かゆみが増します。
とにかく、スキンケアでは、乾燥をしないことが重要ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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